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10/21/2013

オープンスタジオ展を経て



先月の話になりますが、ロンドンのスタジオにてLENGA910としては初めてとなる作品展示をさせていただきました。
展示と言ってもギャラリーなどでのフォーマルなエキシビジョンではなく、普段作業をしているアーティストスタジオの建物全体をパブリックに解放し、それぞれの作品や活動内容を訪れた人達に見てもらうというイベントです。

一般的なエキシビジョンとは違い、アーティストそれぞれが出展内容に関して自由に決めることができるので、プレゼンテーションの完成度や量も区々。
アート関係者も訪れるとのことで(去年はSaatchi氏も来ていたらしい)売り込みの好機としてモチベーションを高めるアーティストもいれば、余分なお金は一切かけずに普段の作業風景そのものを'exhibit'する人も。

個人的には、LENGA910初の出展機会という事もあり今まで作り貯めて来た作品達を一度しっかり世に出し、そこで(次の段階に進む為に)一区切りをつけようと思って取り組んでいました。
展示パネルや作品集のブックレット作りをフルタイムの仕事と平行しながら進めるのには苦労しましたが、無事展示会には間に合い、多くの人に作品を見て頂けたので満足しています。

加えて今回は同じスタジオスペースをシェアしているミュージシャンとキャンドルアーティストとコラボレートしながら展示レイアウト/内容を決めて行きました。
音楽、キャンドル、建築という普段交わる事の少ない分野でも、一つのスタジオスペースとして共通の「ethos」みたいなものを表現できればと思い当日に向けて様々なディスカッションを行えたその過程も、オープンスタジオ展ならではの貴重な体験でした。

元々LENGA910の作品は「見せる」事を意識して作っているものではないので「展示」というコンセプトにどうフィットするのかという不安はあったのですが、今回は各プロジェクトのありのままの状態を見てもらおうと開き直ってかなり素朴で正直なアウトプットに行き着いた気がしています。
今回の経験を踏まえて、次回はもう少し作品それぞれの本質を見極め、表現の形/質にこだわっていきたいと考えています。

-lenga910

4/18/2013

Spring in Japan

After a frantic three months of 2013, I flew back to Japan for a quick Easter break. 
The temperature in London measured 1 degree when I left Heathrow - upon arrival to Tokyo Narita Airport, the warm air of 20 degrees and bright sun instantly welcomed me.

During the 8-day stay, I fully utilised the 7-day JR Pass (where I could unlimitedly use the bullet train) and managed to visit Tokyo, Kobe, Osaka, Hakata, Hiroshima, Takamatsu, Nagoya, Okazaki and Kawasaki. 
Having lived in the UK for so long where seasons merge into each other and you don't get to fully appreciate the authentic characters of each month, it is rather easy to forget how 'beautiful' Japanese April/spring is. 

The four seasons are distinct in Japan and the nation had always (traditionally) embraced the changes culturally. 
For the Japanese, April is renowned for its cherry blossoms, greenery and picnics. 
Every place I visited lived up to its reputation...

-lenga910



City of Hiroshima



Ritsurin Park, Takamatsu



Cherry blossoms in Ritsurin Park



Japanese gardening at Ritsurin Park


Park within a city, Ritsurin Park, Takamatsu


Carps in a pond


Okazaki city, Aichi


Udon in Kagawa Prefecture 

2/18/2013

ピーター・ズントーに気付かされる

2012年RIBAゴールドメダル(王立英国建築協会が与える建築賞)の受賞者、ピーター・ズントーが今月ロンドンにてレクチャーを行った
ソールドアウトで入れなかったが後日ツイッターや建築系ブログなどでトークの一部始終を拝見する中、印象に残っている言葉が一つ。

"Architecture is not about form, it is about many other things. The light and the use, and the structure, and the shadow, the smell and so on. I think form is the easiest to control, it can be done at the end." - Peter Zumthor, February 2013

建築は完璧で機能的なフォルムの追求ではなく、光、影、構造、匂いなど、人間がコントロールし難いエレメント/要素の融合体を空間にて如何に巧く人々の感覚に訴え、表現するかだ、と。

彼は決して新しい事を言っている訳でもなく、建築家たる者の殆どがおそらく日頃から気には留めている事を、建築家/建築ライターだらけのオーディオトリウムで言い張った。
ズントー”らしい”発言で、驚きは無いのだけれど、日々面積表やら部屋の配置、建ぺい率のマニピュレーションを前にネチネチと”空間操作”を行っている僕らにとっては良い念押しだなと悔しくも頷いている自分がいた。

「フォルムのコントロールは一番簡単な部分で、デザインの過程で最後にでもできる」と言う部分は特に、これから多くの空間をデザインして行くであろう身としては常に頭の中に入れておかなくてはいけないなと。
コントロールし難い要素の操作、交差によって生じる現象の体験 - 其れありきの機能的な建築、こそがズントーの理想の形だと思う。
選択された敷地でしか起こり得ない現象を見つけ、使い手の体験/生活をより豊かにできてこそ建築に意味が生まれ、受け継がれて行くきっかけを作る。

今までの自分の経験と照らし合わせて考えると、携わって来たプロジェクトが学校、集合住宅、図書館、会議場など、プログラムの機能性がクライエントにとって”絶対”なタイポロジーなだけに、どうしてもプログラム/空間操作先行の設計プロセスになってしまっていた気がする。
多くの使い手が日々訪れる建築だからこそ、もっとズントー式プロセスとのバランスを取って行かなければいけないな、と職場での根本的な自分のデザイン手法について深く考えさせられた。
過去に投稿した個人の作品、特にBelvedere ParkPublic Squareはズントー式寄りだという点を見て分かる通り、仕事とパーソナルでの作品の方向性に早くも”ずれ”が生じている、という現状が今回の件でより明らかになった。
一プロフェッショナルとして、其処は改善して行かないといけないな。。

シンプルで一見ありきたりな台詞に聞こえるズントーの発言だったが、今後仕事での取り組み方にも影響を与えて行きそうな予感がする。

-lenga910

参考記事はこちら



12/26/2012

Season's Greetings



Best wishes for Christmas and a happy new year from lenga910 

Expecting another colourful (but slightly jollier we hope) year for 2013!

12/15/2012

Snapshot of Movement/Horizontality

Brockholes Nature Reserve, November 2012


イングランド北部、プレストン市(Preston)からやや東に位置するブロックホールズ自然公園(Brockholes)を訪れた際に見た景色。秋から冬へと移り変わろうとする木々達が水平なラインを作り、手前には平凡なウェットランド(湿地帯)が流動的な空模様を映している。
英国の雲は変化が早く、見る見るうちに表情/形を変えるムーディーさが目立つ。
農村地域が国土の大半を占めるイングランドでは、地形の浮き沈みが少ないフラットな景観が多く、空はより広大に見える。
此処ブロックホールズ自然公園では、無限の表情を見せる空の景色が水面とシンク[synchronize]しながら、訪れる来遊者を楽しませ、その日限りの「イメージ」を脳裏に焼き付けてくれる。

-lenga910

11/27/2012

はじめに

'LENGA910'というアイデンティティ・ネームは、欧州建築によく見る材料である「煉瓦」と、和空間の象徴でもある「畳」の幅である「910mm」(3尺)の組み合わせにより生まれました。

[メソポタミア文明時代から]長い間、様々な建築様式に使用され続けて来た煉瓦は、これからも技術の発展により新しい使われ方をして行くであろう、非常にプログレッシブ且つたくさんの可能性を秘めた、個人的にはすごく愛着が深い材料の一つ。

煉瓦と畳、2つの異なる文化から成り立つ名前には、洋と和が入り交じるハイブリッドな生活を歩んで来た自分自身を関連付ける一方、これからいちデザイナー/建築家として、多文化/多分野なビジョンを持つアイデアの提案を心がけ、'LENGA910'ならではのデザイン理論を育てて行けたらなという想いも込めています。

-lenga910

11/26/2012

The beginning...


'LENGA910' simply combines two words that have symbolic reference to my interests and disciplines.

'Lenga' means 'bricks' in Japanese and signifies my appreciation in this material and its associated characters.
They are traditional building material with rich historical context but are also 'progressive' in a sense that bricks can/will still  be developed in many other ways in the future - it is a material full of potential and sophistication. 
Living in Europe for the majority of my life have given me opportunities to experience many faces/expressions of masonry construction and I have grown to become fascinated with the infinite possibilities on how we, as architects/designers, may evolve their significance in the field of architecture and spatial design.

'910' on the other hand refers to a metric dimension of a tatami mat (typical tatami = 910x1820mm).
Tatami mats and their configuration have significant importance in the history of Japanese architecture/dwelling, and many spatial designs still base their layout on these ratios.
Being a designer with hybrid backgrounds (Japanese and European culture), it seems appropriate these two words come into contact to form an identity-name for my future works.

My immediate aspiration is to make LENGA910 become my vehicle/tool that generates work with multi-disciplinary vision, which would hopefully start triggering opportunities for new encounters and exciting collaborations. 

-lenga910